お知らせ / News

2025.06.23 Monday

NEDO「バイオものづくり革命推進事業」に、当社のテーマが採択されました。

NEDO「バイオものづくり革命推進事業」に、テーマ名「国内未利用バイオマスを利用した機能性糖質素材の開発と社会実装」が採択され事業を開始しました。

三和澱粉工業株式会社(代表取締役社長:森本剛司)は、NEDO(国⽴研究開発法⼈新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「バイオものづくり革命推進事業」第2回公募に対し、「国内未利用バイオマスを利用した機能性糖質素材の開発と社会実装」(以下、本事業)を提案し、昨年7月に実施予定先として採択されました。この度、NEDOと正式に契約締結し、7年間の研究開発事業がスタートすることとなりましたのでご報告いたします。

バイオものづくり

従来の化石資源を原料とした様々な製造プロセスを置き換える「持続可能なものづくり」として、多様な産業領域において活用が見込まれている技術です。次世代の産業基盤となり、我が国の競争力の核となり得ることが期待されています。

NEDO「バイオものづくり革命推進事業」

未利用資源の収集・原料化、微生物等の改変技術、生産・分離・精製・加工技術、社会実装に必要な制度や標準化等のバイオものづくりのバリューチェーン構築に必要となる技術開発及び実証を行うための委託・補助事業です。

機能性糖質素材の開発と社会実装

当社は、海外から輸入したトウモロコシを原料に、各種加工澱粉製品を製造するとともに、酵素利用技術と高度精製技術を組み合わせたバイオものづくり技術を利用して、高純度結晶粉末マルトース、異性化糖、デキストリンなど様々な糖化製品を製造しています。本事業においては、先端的なバイオものづくり技術と自社の強みである糖化製品製造技術を組み合わせることにより、社会課題(健康寿命の延伸、循環型社会の構築など)の解決に貢献しうる機能性糖質素材の開発と社会実装を目指します。

具体的には、社外研究機関(石川県立大学、琉球大学、株式会社Biomaterial in Tokyo)との共同研究も含め、以下の研究開発に取り組みます。

  • ・新規機能性糖質製造用酵素の開発及び改良
  • ・酵素生産微生物の開発
  • ・酵素及び機能性糖質の製造技術開発及び製造実証
  • ・機能性糖質素材の社会実装のための研究開発

本事業のイメージ図

本事業のイメージ図

 

バイオものづくり革命推進事業について(NEDOサイト)
https://www.nedo.go.jp/activities/ZZJP_100246.html

「バイオものづくり革命推進事業」で8件の研究開発に着手(NEDOサイト)
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101764.html

「バイオものづくり革命推進事業」第2回公募実施予定先一覧(NEDOサイト)
https://www.nedo.go.jp/content/100979849.pdf